ベトナムオフショア開発による圧倒的なコスト差と高速開発の実現

国内のパートナーでは期間面での条件が合致しなかった高速開発を実現出来たという、株式会社ハイマックス様の導入事例を紹介します
*** 株式会社ハイマックス 安部 勇太氏 ***

VTIに開発を委託することで、国内パートナーでは実現不可能だった高速開発が可能となったと、安部氏は語る。

――株式会社ハイマックスの会社概要と安部様のご担当業務について、ご紹介ください

株式会社ハイマックスは、40年以上に亘り日本の金融業界のお客様を中心に大小様々な受託システム開発を行っており、約750名の社員とパートナー様のご協力を得てシステムを構築しています。

私が担当する新規事業推進室では新たな自社サービスを創出すべく、様々なチャレンジに取り組んでいるところです。その背景には、受託システム開発の市場は大きいものの、今後は人手不足によりスクラッチ開発を進めるにはなかなか難しい局面に入ると考えています。既に仕事に対するやり方も変わり、徐々にサービス化が進んできています。

高速開発を求めて国内パートナーをさがし回りましたが見つかりませんでした

――VTIのオフショア開発サービスを選んだ理由は何ですか?

私が現在の役職に就いたのは昨年からなのですが、最初は自社の技術者を中心に、既存の事業で一緒に仕事をしてきたパートナー様にも加わって頂き新規事業を進めてきました。しかしながら、それだけでは新しい事はなかなか生み出せないと考え、付き合いのあるパートナー様以外にも私のチームに入って協力してもらいたいと思ったことが、まず1点目です。

次に2点目としては、新しいサービスが出てくるスピードは本当に早く、企画を考えている最中で3ヶ月も経つと他から次々と出てきます。そのため3ヶ月を目途に考えたものを実現させていく、そのようなスピード感が大事だと感じていましたので、その点に少し拘りたいと考えていました。

 

そこで、日本国内において開発の実績があるパートナー様をさがし回りました。しかし、期間という条件面で合意を得られませんでした。訪問した担当者の方々が口々に、「今回の開発案件は4ヶ月~6ヶ月ほどの期間を要する。」とおっしゃっていましたので、困難な条件提示だったと認識しています。

最後に3点目です。手法としてアジャイル開発のスタイルで進めたかったことです。まず企画を考え、そこから仕様を広げていくのが理想です。やはり、取り組んでいるものが、進めていく内に形になっていく様が見えてくると良いですね。

高速開発は、全てを最初から作り込むのではなく、リーンスタートアップという考え方に基づきます。リーンの考え方はまず一番最低限かつ重要な機能、すなわちベースを作り、その後どんどん改良を加えていくものです。特に今回コンシューマー向けのサービスを作ったので、短期間で一番最小限のものを作って顧客の声をすぐに反映する改善サイクルを回していく考えでアジャイル開発を採用したかったのです。

ところが、いざ実行しようと思った時に条件を満たすパートナー様が見つかりませんでした。そんな状況の中、VTI様から私が求めている条件を満たしたご提案を頂き、本当に信頼出来ると確信し、採用させて頂きました。

開発環境がすぐに整い、私がやったことと言えば「毎日会議を一緒にしましょう」と宣言したことくらいです。

――VTIのオフショア開発サービス利用のメリットは何でしょう?

本来であれば、事前に話をして考え方や進め方のすり合わせをするべきです。しかし、今回はそれが十分に出来ない状況にも関わらず、翌週には、整った開発環境とコミュニケーションツールの構築が出来ていたことが大きかったです。「GitLab」「Mattermot」「Skype」などのツールが素早く準備出来ていました。

私がやったことと言えば、「毎日会議を一緒にしましょう」と宣言したことくらいです。
会議中、凄いと感心したのは、はっきりと「ダメなことはダメ」、疑問を残さないように「分からないことは分からない」と弊社の要望をしっかり聞いてくれたこと、VTI様にとって「難しいな」と感じたことを正直に相談してくれたことです。

QAをしっかり整え疑問を解消し、逆にVTI様から提案を頂けた点を評価します。目的をちゃんと理解した上で、このやり方のほうが良いといった提案が本当に素晴らしかったです。コミュニケーションの面でもVTI様のエンジニアは日本のことを理解しているし、1を言ったら5も10も考えているように感じました。

アジャイルでスピード感を持って開発出来ている部分が役に立っています

――御社の目標達成の上で、VTIのオフショア開発サービスはどういうところに役に立つと思いますか?

先程お話した通り、スピード感を持ってアジャイル開発出来ている部分が弊社にとって役に立っています。VTI様にお任せすることで、限られた体制でのマネジメント比重の低減に繋がり、その分をクリエイティブに「何か」を考える時間に使えます。しっかり任せることが出来て、かつ推進して頂いているところがとても助かっています。

特に、今回はしっかりした設計書や詳細なドキュメントを作っての認識合わせは行いませんでした。設計書の作成を最小限にして、目的ややりたいこと、そしてどうしたいか。のみを伝えるだけで、それらを踏まえて足りない部分があっても動いて頂けたのは大きなメリットだと感じています。

「二人三脚」で、困り事に寄り添うこと。それを一緒に考えて解決していくことが大切です。

――オフショア開発を上手く進めるポイントは何でしょう?

弊社からの考え方のポイント(コツ)で「二人三脚」というキーワードがあります。発注側と受注側との関係性では、当然ながらうまく行きません。たとえお願いする立場であっても、現場で起きた困り事に寄り添うこと。それを一緒になって考えて解決していくことが大事だと私は考えていて、VTI様も同じ意見と聞いています。

お互いにとって難しい状況に直面したとき、「○○の時なら、こうする」とあらかじめルールを作っても、うまく行かないことがあります。その時は無理せずに相談し合うことが、短期間で進めるコツだと思います。

オフショア開発を上手く進める上で大事なことは、早い判断に尽きます。色々な問題・課題が出てくるたびに、素早く判断をすること。もちろん判断するためには前もって、何が大切なのかを考えておく必要があります。

100% の対応というのは難しいので、8割でも前に進める考え方を持って取り組めば、オフショア側でも待ち時間無く上手く進めることが出来るのではないでしょうか。具体的な行動としては、毎日の会話は大事です。一週間に一回のペースでなく、短時間でも頻繁に打ち合わせ(例えば、毎日10分の朝会など)をすると、日々相談することができ、開発の方針のズレが無くなり、手戻りが少なくなります。そうなると、ロケーションが離れていても一緒に仕事をしていけるでしょう。

「Q(品質)」という部分でまだ改善の余地があると思います

――少し耳の痛い話ですが、VTIに改善して欲しいところがありましたらご遠慮無くお話下さい。

新しいことを生み出す原動力になったことや、アジャイルスタイルでの高速開発に着手できたこと。また、素早い環境構築やQA等の素晴らしい対応などVTI様の良い面の話をしましたが、ここでは改善して欲しい部分をお話しします。

今回、QCDのD(デリバリ)の部分を優先し、短期間でアジャイル開発を進めるため、スピード感を持った開発に重点を置きました。そのためQ(品質)という部分では、まだ改善の余地があるように思えます。

私がベトナムに訪問した際にも、その点は課題として共有されており、これからどのように進めていけば良いかも一緒に考えて頂いている認識です。今後も何か課題があっても、是非VTI様と我々とで一緒に考え乗り越えていきたいです。

――ありがとうございます。最後にVTIのオフショア開発サービスを他パートナーに紹介する可能性などあるかお聞きします。

既に私は社内で他部門の社員に薦めています。興味を持った弊社の既存事業の部長が、私の所に来てVTI様のことを質問しに来るので相談に乗っています。そういう事もあり、可能性は大いにあると思います。